介護の現場は大変だ!介護職の資格や働き方を考える

介護は他人任せでお願いします?

私の父はもう既に仕事は退職し、1人悠々自適な生活を送っています。
母を早いうちに亡くしたので、独り身の父には健康が心配です。

そんな父の口癖は、延命治療はしないでくれ、というのと、介護になったら身内にやらせずに他人に委託してくれ、ということです。延命してまでやりたいことはもうない、と言うのですが、もし介護されながらも生きられるなら身内に負担をかけたくないそうです。

また、父はプライドが高いところがあるので、お風呂やら下の世話までされるなら、せめて仕事としてしてくれる他人にお願いしたい、と言うことです。

それは私にも気持ちが分かります。介護は身内がやるべきと言われても、される方にも気持ちがあります。
費用は確かにかかりますが、身内の自由な生活を奪って介護をさせるのも、申し訳ないと常に思って生きるのも嫌だと思う人もいます。

まだ元気な人の介護について、話題を出すのはなかなか嫌なものですが、本人の意思を尊重するためにも、どうして欲しいかを父のように話しておいてくれるのは必要なのでしょう。

介護の覚悟

ずっと介護しますよ母さん

私は現在50歳です。毎日74歳になる母を介護しております。
母は老体ということもありますが、若いころから多発性炎という病気でもあるため
身体が不自由な状態にあります。排尿排便が一人ではできませんから、私も含め妻と一緒に
介護にあたっております。

もう介護するようになって6年くらいのなりますが、介護生活も
最初のうちはとても辛くしんどいものがあったのですが、人間のなれというものはすごいものです。
現在ではプロに近いぐらいの介護ができていると思っています。

それでもやはり人間です、介護される
側、する側、当然のごとく衝突は起こります。それでも親子ですからあとはなにも残りません。
口げんかしながらも次の日にはお互いなにもなかったかのように、また介護しています。

毎日毎日ほぼこの流れで日が過ぎていきますが、人間である以上いつかは自分も介護される時がくると
考えますと、一日一日の重さを感じてしまいます。私は母を最期まで口げんかしながらも、見届けていきたいと思っています。

 

介護〜生きがい・あるデイサービスの閉鎖

おばはひとり暮らしをしている87歳です。
この夏突然、10年通っているデイサービスが閉鎖することを告げられました。理由は施設の老朽化と経営者の高齢化のことです。

閉鎖後規模の大きい施設のデイサービスに通うことになりました。
今のところは、入浴、昼食、人数の多い集団でのレクリエーションが主だそうです。

それまでのところは歴史やクイズなどの勉強があり、少人数でアットホームな雰囲気でした。
外出のレクリエーションが多く、おばの単調な生活にはいい刺激になっていたのです。

「新しいところもお風呂にはいれるだけいいよ」とおばは言っていたのですが・・・。
夏の暑さも落ち着いたころ、体調をくずしておばは入院しました。以前だったら、「デイに行きたい」とつねに退院を口にしていたおばが、今回は「しばらく入院してるわ」と言い出し、退院した今は「どこか施設にでも入りたいと思う」と言い出しました。

もちろん年齢が年齢だけにひとり暮らしがきつくなってきたことは否定できませんが、デイサービスが変わったことが根底にあるような気がしてなりません。

 




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